歯周病治療・歯周内科治療

歯周病は微生物(病原菌)の感染症です。微生物とは、細菌、真菌、マイコプラズマ、ウイルスを含みます。現在、歯周病学において、ヒトの歯周病に関連しているのは細菌と真菌と言われていますが、全身の疾患を考えたとき、感染症にウイルスの存在を否定する根拠はありません。当院では、位相差顕微鏡とリアルタイムPCRに加え、cDNAマイクロアレイや次世代シーケンサーによるゲノム解析の開発を追い、お口の中に存在する微生物全体を捉える診断を目指しています。また、歯周病は感染症であると同時に、物理学的な負荷、つまり咬みあわせの異常から悪化することが広く知られています。微生物の徹底した除去に加え、正常な咬み合わせを構築することにより、歯周病の進行を止め、さらには骨の再生・治癒を目指すことが出来ます。歯周病は治らない、グラグラになった歯は元には戻らないとお思いの患者様は、ぜひ一度ご相談にいらしてください。

検査・診査診断

治療計画立案・相談

治療実行・評価


 

歯周病は感染症であることから、感染から脱却することが治療のスタートになります。ただし、風邪をひいた時に内科から抗生物質と熱さましを処方されたとしても、実際に治す(体内から病原菌を完全に排除して炎症反応が治癒する)のは自分自身の免疫力です。お口の中も基本的には同じで、抗生物質を用いて歯周病菌を除菌したとしても、その後の歯ぐきや骨を治すのは自分自身の免疫、再生能力になります。免疫、再生能力は、全身状態から影響を受けることから、歯周内科治療を行う際には、生活習慣の改善も必需になります。